転生子爵家当主は伯爵様の婚約者

著者:翠川稜

「俺は真実の愛を見つけた。キャサリンは、キミと違って素直で愛らしい。ろくに手紙もくれないキミとは違う。この婚約は破棄させてもらう。このキャサリンこそ俺の運命の女性なんだ」

三年前、わたしグレースウィルコックスは婚約者からそう告げられた。

「だいたいオレはそのお前の冷たい顔立ちが気に入らなかった!」

そう告げられて即座に思ったのは……。
わたしはこの顔めっちゃ気に入ってますけど?
前世の容姿に比べたら全然イケてますからね⁉

前世はデブス非モテオタのわたしが、こんなに美人に生まれ変わったにもかかわらず、婚約破棄とは。
今世でも結婚は無理なのか、うん、無理かもね。

婚約破棄と悪役令嬢系の顔の主人公っていう、最近なろうの人気ワード用いて書いてみようってチャレンジで書き始めていた話です。カクヨムでも公開してます。

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