前世を思い出すとか、冒険者やってりゃ割とよくある話では。

著者:

護衛任務の最中、立ち寄った宿場町の台所で冒険者アレックスは前世の記憶を取り戻した。
取り戻してしまったのだ!
奇しくも契約していた魔馬は鷲馬ヒッポグリフへと上位種転生を果たし、より良き主人に乗り換えたいとアレックスとの契約を破棄したいと申し出た。

「え、それじゃあ餌代と宿代は自腹でよろしく」
『ぬうううううん!』

だがアレックスにとって長年の相棒の離反よりも、目の前で練りあがった小麦粉の生地をどうかすることの方が一大事だったのだ!

――という感じの、山場も落ちもない、どこにでもいる一流ではない冒険者アレックスと周辺の人達の、ある日の出来事。

※カクヨム先行掲載

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