鴉の女

著者:桜木彩

オルコット辺境伯の後妻として嫁いできたルシャーナが告げられたのは、「君を愛するつもりはない」という言葉。――愛するつもりはない? なぜ自分ばかりが被害者だと思うのかしら?

「つまり、あなたはわたくしを『傷付けてもいい人間』だと判断したということですわね」

愛されることは望まない。
むしろ本望だと、ルシャーナは早々に気分を切り替えた。

『相容れない者たちと無理に付き合う必要はない』とばかりに、マイペースに自分の道を進んでいくルシャーナ。
そこで出会ったのは、愛らしすぎる天使だった。

(あら、まあ! ここは天国かしら?)

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