魔導技術の突出したティリエ王国にハウゼン伯爵家の次女生まれたフィーネは家族の中で一人だけ魔力を持たない。
そのため兄姉妹ばかりでなく、父母からも軽んじられてきた。家の恥と、社交もさせてもらえず、父の仕事の手伝いをする毎日。
そんなある日フィーネは体調を崩し寝込みがちになる。
最初のうちは家族も親の関心を引きたいだけ、仕事をさぼりたいだけだと思っていた。
しかし、とうとうフィーネはベッドから起き上がれなくなり、医者に診てもらうことになったのだが、時すでに遅く「余命半年」と告げられる。
一方で父親の投資の失敗により、ハウゼン家は多額の借金を背負ってしまう。父母は長女ミュゲに辺境に住む大金持ちで醜い変人魔導士と婚約してほしいと頼むが、ミュゲは嫌がり三女マギーと押し付け合いになる。
結局ミュゲは兄と一計をめぐらし、余命いくばくもないフィーネを自分の身代わりに仕立て、変人魔導士の住む辺境領へ送ってしまう。
その後フィーネは復讐に燃えると思いきや、思ったより魔導士はよい人で?
フィーネののんびり幸せスローライフが始まる。
☆45話完結予定。最終話まで予約投稿済み。多忙のため、感想。誤字などに対応できなことがございます。
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