弟の誕生日、姉はいつも大量のエビを剥く。

著者:砂臥 環

明日はルイーズの誕生日だ。
そして今日は、弟であるフレッドの誕生日。
いつもなら定時で上がり、小さいホールケーキとワインの小瓶を購入し、弟の好きなエビのフリットを大量に拵えて待っているところ。
そのために、昨日は新鮮なエビを沢山買って下拵えだけしていた。
──なのに、弟は友人(※多分恋人)と祝うという。
下処理した大量のエビ。これをどうしろと。

そして何故か頼まれたどうでもいいような仕事。
そんな中、弟の友人がやってきた。
祝う友人とは別の、昔からの生意気な男友達。
「……今年は俺が代わり。 いいでしょ、お姉さん」

※世界観はユルユルです。

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