オフィーリアは、王妃であり【聖女】の称号を持つマナミの娘だ。幼い頃は家族五人、仲良く暮らしていた。
しかし、そんな幸せも月日と共に歪んでいく。
何歳になっても家族で唯一【称号】を得られないオフィーリアに、母は勉強に魔法の訓練にと地獄のような生活を強いるようになったからだ。称号を得られる最後のチャンスとされる、十八歳の誕生日を迎えるその日まで――。
が、結局何の称号も得られなかったオフィーリアは、こんな無能は自分の娘ではないと母の手により殺されかける。瀕死のオフィーリアが辿り着いたのは、とある事情を抱えた島で……。
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短編のはずが長くなったもの。
全8話の予定。
レビュー