シスコン令嬢拳を握る ~妹を泣かせたので王子を殴りました。特に反省はしてません~

著者:新嶋紀陽

 突如として婚約破棄を言い渡された公爵令嬢、リリアン・ローレル。婚約者をとられ、挙句殺人未遂の疑いをかけられた彼女はあまりの出来事に涙を流す。その時、やってきたのは自分を嫌っている姉・フェリシティ。涙を流すリリアンを見て、彼女は……第一王子のフレンをぶん殴った。

「はぁ……今日もリリたん天使だわぁ。くんかくんかしてはすはすしてぎゅーってしたいわぁ」
「ダメだこの公爵令嬢。早く何とかしないと」

 彼女の正体は本当は妹が大好きで仕方がない、けれど勘違いで嫌われていると思われている超絶残念なもう一人の公爵令嬢。しかし、彼女は知らなかった。突発的に起こしたこの騒動が、この国の未来を変えてしまう結末になることを。
※そこまで長い話にはならないと思います。

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