私、あなた達の味方ではないから。

著者:タッター

 私、ミルー・ザルコーノには私を溺愛する両親と2歳離れた姉がいる。だけど私の姉は両親に嫌われている。毎日毎日両親は姉に暴力を振るい蔑む。そして蹲る姉の前で私がどれだけ素晴らしいのかを誉め称えるのだ。それが毎日毎日何年も続いている。そんないつも通りの日常の中で父が言った。

「そう言えばミルー。お前にルトレ伯爵家の次男から婚約の申し込みが来ていたぞ?」

「え?」

 その人姉の婚約者よね?

 …ほんっとうにもういい加減にしてほしいわ。

このお話はアルファポリス様にも掲載中です。

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