就職内定がひとつも取れなかった俺の末路。

著者:155

俺、藤富宣治がこの会社に就職したのは今から八年前。
大学四年の一二月になっても内定が一件もなく、このまま就職浪人かもう一年間学生を繰り返すかの瀬戸際に立っていたんだ。どっちに転んでも闇しかなかったわけで……。

どっちにするか決めかねていたところに転がり込んだのが今の会社。
流されるままでも真面目に働いていたら、いつの間にか、この年末には俺も三〇歳の大台に乗ってしまう。

このままずっと一人で歯車生活ななのかなと思っていたら……。

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