【2023/06/07一部改稿しました】
意地悪な義父と義姉との暮らしはとても辛いものだった。
ユリアーネは早く結婚してこの家を出て行きたいが、騎士見習いの婚約者との結婚までは一年ある。
そんな中、王宮勤めの騎士が毎日届けてくれる婚約者からの愛が綴られた手紙だけが、ユリアーネの心の救いであった。
しかしある日届けられた手紙の内容は、婚約を破棄したいというものだった。
今までの愛がこもった手紙の内容は嘘だったの――?
すべてを失ったと絶望し、役立たずの娘だと言われて家も追い出されそうになったけど、毎日手紙を届けてくれていた騎士がやってきて、自分の婚約者になってほしいと言われ……。
義父にはくだらないと馬鹿にされていた、特技である温度保持の魔法を強化して、これからは王宮で魔導師としてお役に立てるよう頑張ろうと思います!
※2023年06月07日、改稿しました。それに伴い、少しだけタイトルも変更しました!
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