「悪役令嬢役ね。役、だなんてずいぶんぬるいですわね」本物はただ静かに微笑むだけで終わらせるものですわよ

「マリアンヌ! 貴様との婚約を破棄する!」

絢爛豪華な舞踏会の場で、婚約者であり第二王子でもあるロベルトから婚約破棄を叩きつけられたマリアンヌ。
ロベルトの横にはか弱い令嬢を演じながら、彼に見えないようにほくそ笑むジョセフィーヌが。

「……」

公衆の面前で恥をかかされたマリアンヌだが、彼女はただ静かに微笑んでいた。
語らず、喚かず、ただ、その時を待って。

ジョセフィーヌの企みによって婚約破棄を突きつけられたマリアンヌはただ静かに微笑むだけで全てを解決していく。
愚かな二人に、本物というものを知らしめるために。

ざまあ要素あり。

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