彼方へ紡ぐ

著者:流優

 学園ファンタジーRPG『彼方へ紡ぐ』。そこに登場するキャラクターである、『ヒナタ=アルヴァー』。
 最初は学園での主人公パーティの一員であるが、後に袂を分かち、信念の下に『魔王』となって国々を相手に戦争を起こす、ストーリーにおける最後のボス――に、転生した。何故か。
 しかし、鬱展開は嫌だし、戦争とかやりたくないし、何よりせっかく転生したなら、普通に学園を満喫したい。……どうにかして、シナリオを変えなきゃな。
 そんな思いを胸に抱いた『ヒナタ』は、自らに訪れる運命を回避するため、ある意味ゲームでの彼と同じように、世界に変革を齎していく――。

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