なんでも譲る姉の私には、妹の婚約者を寝取る理由がない……わけではない

著者:ぷよ猫

セシリアは、アリネラ王国の第一王女。二つ年下の病弱な妹メリッサがいる。両親は妹に甘く、欲しいと言われれば、セシリアはなんでもメリッサに譲ってきた。
幼い頃から次期女王として厳しい教育を受けてきたセシリアだったが、十四歳の時にその座をメリッサに奪われてしまう。病弱な妹の身を案じる両親は、隣国ラントン王国の第二王子フレットを王配に迎えて手元に置き、代わりにセシリアを第一王子エルンストのもとへ嫁がせることにしたのだ。セシリアは将来の王太子妃としてお妃教育に励むうちに、エルンストに恋心を抱くようになる。二人の仲は良好。このまま結婚するものだと信じていた。ところが十八歳の誕生日に、父王が優秀なエルンストをメリッサの王配に据えたいと言い出した。妹の望むがままに婚約者を入れ替えようとする両親にショックを受けつつも、恋を諦めたくないセシリアがエルンストを取り戻すためにとった行動とは――。
のんびりとした小国のお姫さまの恋の物語です。
※念のためR15ですが、性的な表現はございません。   

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