淑女の顔も二度目まで

著者:凛蓮月

 カリバー公爵夫人リリミアが、執務室のバルコニーから身投げした。
 彼女の夫マクルドは公爵邸の離れに愛人メイを囲い、彼には婚前からの子どもであるエクスもいた。
 リリミアの友人は彼女を責め、夫の親は婚前子を庇った。
 娘のマキナも異母兄を慕い、リリミアは孤立し、――とある事件から耐え切れなくなったリリミアは身投げした。

 マクルドはリリミアを愛していた。
 だから、友人の手を借りて時を戻す事にした。

 再びリリミアと幸せになるために。

  だが二回目は思うようにいかない。

「私も、貴方と同じように愛人を作ります。
 そうですね。二年間、貴方がメイ様としてきたような事を致します。
 それをお許し頂けるならばこのまま結婚しても構いません」

  リリミアは笑顔で答えた。

※誤字報告ありがとうございます。表現としてのものは適用しておりません。ご了承下さい。
※作品傾向はダーク、シリアスです。
※読者様それぞれの受け取り方により変わるので「ざまぁ」タグは付けていません。
※作者比で一回目の人生は胸糞展開、矛盾行動してます。自分で書きながら鼻息荒くしてます。すみません。皆様は落ち着いてお読み下さい。
※甘い恋愛成分は薄めです。
※時戻りをしても、そんなにほいほいと上手く行くかな? というお話です。
※作者の脳内異世界のお話です。
※アルファポリスにも掲載しています。

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