【完結】脅され側妃の白い結婚生活 〜ある日突然、皇帝陛下に剣を突きつけられまして〜

「貴様。私と結婚しろ」

 行方不明の兄を探して皇都に来ていた賤民の娘リナジェインは、最悪の求婚をお見舞いされてしまった。──首筋に剣を添えられて。皇帝シュナには結婚しなければならない事情があり、くじ引き感覚でたまたま選ばれたのがリナジェインだった。

 リナジェインは、『行方不明の兄の捜索』を条件に提示し、契約妃となる。

 最下層の身分階級がいきなり側妃になったせいで、世間の風当たりは強かった。皇宮の中でも、あの手この手で嫌がらせを受けてしまう。更に、ただの契約関係のはずが、シュナから興味を持たれてしまい……?

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