決闘代理人ジャック・ノワール ~『最後の騎士』と呼ばれる男は、悪役令嬢の依頼を受ける~

著者:鯵御膳

侯爵令嬢パメラは、婚約者である王子から、彼が寵愛する男爵令嬢マノン殺害を企んだという冤罪を掛けられ、決闘裁判を受けることになってしまった。
白黒付けがたい裁判沙汰に、最後の審判を下す儀式、決闘裁判。
決闘の形を取るため、当然剣での勝負になるが、侯爵令嬢であるパメラは剣を握ったことなどない。
代わりに戦う代理人を立てることも出来なくはないが、王子に刃向かうことになるため引き受ける者は皆無。
彼女が最後に訪ねたのが、代理人を生業とする無位無官の自由騎士ジャック・ノワールだった。
もう後がない程に追い詰められた依頼人が最後に駆け込むが故に『最後の騎士』と呼ばれる彼は、彼女の事情を聞いて、こう告げる。
「依頼料は、君の全財産から払えるだけ全て。それが依頼を受ける条件だ」と。
覚悟を問うジャックへと、彼女が出した答えはジャックの想定を越えたもので。
そんな彼女をジャックは面白いと思い、パメラは決闘裁判を通じて彼に心惹かれていく。
やがて迎えた決闘裁判、その行方は。そして二人の関係は……。

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