鯵御膳の小説一覧

小説家になろう

傭兵ジョン・ランデルは、戦場に行った

人間と魔族が争いを続けている世界。 とある勢力境界線付近で魔族の侵攻を防いでいるソリオス大要塞のほど近くにある『狭間の街』ワールウィンド。 戦場からの逃亡者や犯罪者も流れ込んでくる物騒な街に、一人の男が流れ着いた。 傭兵、ジョン・ランデル。 人間と魔族の間で停戦協定が結ばれ、一時的な平穏が訪れたため....
著者 : 鯵御膳
小説家になろう

冤罪をかけられ婚約破棄された悪役令嬢は、『最後の騎士』と呼ばれる男とともに決闘裁判に挑みます~決闘代理人ジャック・ノワールの事件簿~

侯爵令嬢パメラは、婚約者である王子から、彼が寵愛する男爵令嬢マノン殺害を企んだという冤罪を掛けられ、決闘裁判を受けることになってしまった。 白黒付けがたい裁判沙汰に、最後の審判を下す儀式、決闘裁判。 決闘の形を取るため、当然剣での勝負になるが、侯爵令嬢であるパメラは剣を握ったことなどない。 代わりに....
著者 : 鯵御膳
小説家になろう

知らない間に妻が浮気をしていた挙げ句、間男騎士団長と決闘する羽目になった商人子爵は、逆襲に全てを賭ける~決闘代理人ジャック・ノワールの事件簿~

「あなたに決闘を申し込む!」 とある王国で有名な商会を経営するミクラウス子爵が、新しく騎士団長となったロシュトール伯爵に決闘を挑んだ。というのも、伯爵がミクラウス子爵の商売に対して妨害をしかけた挙げ句、舞踏会に集まる大勢の貴族達を前にして彼を侮辱してきたからだ。 この国には神の御前で虚偽なきことを誓....
著者 : 鯵御膳
小説家になろう

決闘代理人ジャック・ノワール ~『最後の騎士』と呼ばれる男は、悪役令嬢の依頼を受ける~

侯爵令嬢パメラは、婚約者である王子から、彼が寵愛する男爵令嬢マノン殺害を企んだという冤罪を掛けられ、決闘裁判を受けることになってしまった。 白黒付けがたい裁判沙汰に、最後の審判を下す儀式、決闘裁判。 決闘の形を取るため、当然剣での勝負になるが、侯爵令嬢であるパメラは剣を握ったことなどない。 代わりに....
著者 : 鯵御膳
小説家になろう

悪役令嬢は、決闘裁判に怯まない。でも、助太刀に入ってくれた騎士様がなんかおかしいんですけども!?

「貴様がこの可憐なリーザに対して非道な仕打ちをし続けたこと、最早明白だ!」  とある国の貴族学園の卒業式、侯爵令嬢ファビーナは婚約者である王太子から断罪を受けていた。  そして彼女は決闘による裁判を突きつけられるのだが、怯むこと亡くそれを受け入れる。  彼女は前世の記憶がある転生者であり、この世界....
著者 : 鯵御膳
小説家になろう

騎士の生き様~レイモンド・カークスは、気狂いにございます~(加筆改稿版)

グラナダ侯爵に仕える騎士、レイモンド・カークスは無骨な男であった。 心身を鍛え、技を磨き、忠勤比類なき彼は侯爵からの信頼も厚く、重用されていた。 やがて侯爵の娘ミシェルが貴族学院に通うようになると、その行き帰りの護衛も任されるようになる。 敬愛する主人と、その愛娘とを守る充実した日々。 だがそんな日....
著者 : 鯵御膳
小説家になろう

私は私を知らなかった。

イーヴァル伯爵令嬢であるラヴェンナは、自分の顔をはっきりと見たことがなかった。 割れやすいガラス張りの鏡というものが行き渡らない田舎の令嬢は、せいぜい金属板を磨いた鏡でしか己の顔を見ることが出来ないからだ。 けれど彼女が王都の学院に進学すると、その顔を見ることが出来るようになった。 結果、彼女は自分....
著者 : 鯵御膳
小説家になろう

「レイモンド・カークスは、気狂いにございます」

グラナダ侯爵に仕える騎士、レイモンド・カークスは無骨な男であった。 心身を鍛え、技を磨き、忠勤に励む彼は侯爵からの信頼も厚く、重用されていた。 やがて侯爵の娘ミシェルが貴族学園に通うようになると、その行き帰りの護衛も任されるようになる。 敬愛する主人と、その愛娘とを守る充実した日々。 だがそんな日々....
著者 : 鯵御膳
小説家になろう

王子は恋を知らなかった。

「恋とはどんなものだろうか」と王太子であるリチャードは口にした。 王家と公爵家の間で決められた婚約者であるアンナマリーに対して。 王族の責務はわかっていても、若いリチャードには恋愛というものに対する漠然とした憧れがなくもなかった。 そんな失礼と言ってもいい彼の問いに対して、アンナマリーは言う。 「そ....
著者 : 鯵御膳
小説家になろう

「婚約破棄ですか。書記官殿、記録を」

毎月設定される定例の茶会で、婚約者である王太子アルフレッドから婚約破棄を告げられた侯爵令嬢フランソワ。 普通の令嬢であれば動揺し、あるいは茫然自失となるであろう事態に、彼女は落ち着いてこう告げた。 「書記官殿、今の発言、記録をお願いいたします」と。 顔を合わせる度に理不尽なことを言われていたフランソ....
著者 : 鯵御膳