婚約破棄から二年。元婚約者から結婚式の招待状が届きました。しかも、友人代表挨拶を頼まれまして。

著者:流雲春人

「済まない、イレーナ。他に愛する人が出来たんだ」
「…ごめん。俺は君を友人としてしか見れない」

そう言って婚約破棄を告げられた。
結果、同時に家の恥だと追放されて早二年が経ったある日、イレーナの元に一通の手紙が届いた。
それは元婚約者からの手紙だった。
何でも一か月後に結婚式をあげる為、新郎の友人代表としての挨拶をイレーナに頼みたい、との事だった。

迎えの馬車までやって来て、拒否権など無いことを思い知ったイレーナは友人代表挨拶をする為に馬車へと乗り込んだ。

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