好感度の上がりようもなかった話

著者:広野狼

私には、婚約者が居るらしい。
らしいというのは、顔合わせをしてからこの方、一度も会ったことがない上に、名前も知らないからだ。
時折存在すら忘れるくらいだった婚約者だが、相手は私を覚えていたらしい。
いや、本当に私の婚約者かどうか、私には判断付かないんだけど。
まあ、本人の申告を信じて、婚約破棄は承りました。

後半、婚約者視点になります。

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