寝取り令嬢と呼ばれた私に元恋人が愛を囁く

ミランダは、見たことのない封蝋が押された姉宛の手紙を二度見する。
差出人は、ある意味有名なマルンナータ伯爵の息子だった。

──嫌な予感しかしない。

なぜならばそう、姉のリュシーは無自覚の「駄目男ホイホイ」だからだ。

ミランダの予感は的中し、リュシーがその駄目男と結婚しようとしていることを知る。

お父様から生まれたとは到底思えない、賢く美しく慎み深くそれでいて慈悲深い、我がヒラクスナ男爵家の唯一の誉れである、お姉様と駄目男が結婚?

──許せるはずがない。

ミランダはいつも通り、大好きな姉目当ての駄目男を寝取ることにしたのだった。

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