君が教えてくれたこと

著者:茉莉花

ドーリス·ホフマン子爵令嬢30歳。病弱なため嫁の貰い手がつかずいき遅れていた。そんなドーリスの元に1つの縁談が申し込まれ、世間体を気にした両親はその婚約を成立させる。相手はハンス·バッハマン伯爵32歳。離婚歴あり子持ちの男だった。互いに訳ありなのだがその利害が上手いこと一致し、二人は結婚生活をスタートさせた。穏やかな日々に感謝しドーリスは思った。「こんなに幸せで良いの?」
一方のハンスはこの結婚によって自分の人生が大きく変わることになろうとは思いもしてなかった。

上手くいかなかった人生が好転しているようで、でも実はありきたりな日常をどう受け取るかでどれだけ幸福度が違うのかに気付いた男の物語。

この作品は短編でもお楽しみいただけるように制作しましたが、『ヘーゼルの瞳』に登場したあの夫婦の物語です。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー