親友の公爵令嬢イリステレサが国を出たのは、学院の卒業記念パーティーの日。
私達は十八歳だった。
あの日の出来事を、私は何十年経った今も鮮明に思い出すことが出来る。
それ程に強烈な別れだった。
もう二度と会えない親友イリステレサ。
遠くへいってしまった彼女の幸福を願うシシィの一人語り。
主人公の一人称なので、彼女に判らないことはすべて判らないままです。
想像を逞しく読んでいただけると有り難いです。
24.2.29〜 ランキングにランクインさせていただきました。読んでくださった方、ありがとうございます。
レビュー