逆行令嬢は平穏に暮らしたい。生き延びるためなら、悪役令嬢から悪の令嬢になりますわ。

著者:摩莉花

王太子の婚約者・オーレンクス侯爵令嬢シルヴィアは、異母妹のエミリアにはめられて、無実でありながら婚約破棄され、罪人として処刑されることになった。その直前、地下牢を訪れたエミリアに母の形見の紅玉のネックレスを取り上げられそうになり、「こんな人生、もう嫌!」と叫んだとき、意識が途切れ、母が亡くなる一年前の六歳に戻っていた。時間が巻き戻ったことを覚ったシルヴィアは、不幸な結末を阻止しようと動き始める。すると、前には出会わなかった実の父や若い頃のマクガーネル団長と親しくなり、団長にはプロポーズされる。シルヴィアが死を回避するために動くことによって、やがては王家の闇が暴かれるのだった。

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