出涸らし王子と悪役令嬢――VRMMORPGの世界に転生したかったのに、乙女ゲーの世界で悪役令嬢の婚約者をやっている僕

著者:成瀬真

 アルフォルド王国の3人の王子のうち、第3王子である僕は前世の記憶がある転生者。21世紀半ばの日本でVRMMORPGの廃ゲーマーだった。なんのチート能力も持たず、魔法は最低限度、学業は苦手。マヨネーズの作り方もノーフォーク農法も知らない役立たず。

 特技は前世でやっていたVRMMORPGや、アニメや漫画にあった剣技をこの世界で再現すること――そのおかげで優秀な2人の兄と違い、勉強をさぼって剣ばかりイジってる出涸らし王子という評判は磐石のものにした。

 もし知っているゲーム世界への転生なら最高だけど、どうやら普通の異世界転生みたい。だけど、王子という立場では勝手に冒険者になるわけにはいかないし、と悩んでいた、ある日。

 僕はフェヘール・ファルカシュ・メレデクヘーギ侯爵令嬢と顔を合わせるた。

 えっ?

 ひょっとして、ここ、乙女ゲームの世界じゃね?

 だって、将来の悪役令嬢がいるし。

 そんな状況でも結局は前世のゲームや漫画やアニメの剣技を転生先で再現することに夢中な剣バカが主人公のいろいろやらかす物語です。

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