宮廷でただひとりの『スキルのお医者さん』、医療費削減で追放されてしまう。スキルを治せる者がいなくなり、一騎当千の将軍が雑魚に狩られるクソ雑魚に、女神と言われた聖女が貧乏神に…今更戻遅!

著者:佐藤謙羊

スキルフル帝国の宮廷スキル医師であるシュタイマン。
彼はスキル治癒の能力で帝国の暮らしを陰から支えていた。

しかしある日、『聖偉』と呼ばれる権力者たちからの不興を買ってしまい、

「我が国のスキルは完璧だ、よって治療など必要ない」

と帝国からの追放を言い渡されてしまう。

スキルというのはメンテナンスをしなければ威力が劣化したり、酷い時には暴走したりする。
しかし権力者たちはそのことを知らなかった。

シュタイマンは残された民のことが心掛かりであったが、『結界』があれば大丈夫であろうと、追放を受け入れる。
これまで帝国に尽して休みもなかった人生にひと区切りをつけ、旧友たちのいるエルフの里へと帰郷する。

そこでシュタイマンは旧友たちとともに悠々自適の生活を送るのだが、彼らの人柄に惹かれて人々が集まってくるようになった。
対象的にスキルのメンテナンスができなくなった帝国は、崩壊の一途を辿り始める。

宮廷でただひとりの『スキルのお医者さん』、医療費削減で追放されてしまう。スキルを治せる者がいなくなり、一騎当千の将軍が雑魚に狩られるクソ雑魚に、女神と言われた聖女が貧乏神に…今更戻遅!のページへ

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