お嬢は若頭のぜんぶを知りたい。

5歳のときからずっと一緒にいる幼なじみ。
その彼は、いつの間にか組に入って
いつの間にか若頭に昇格
今では立派なヤクザです。
それでも、変わらない笑顔。
変わらない性格。
「お嬢はバカなうえにちょろいんで、
恋はまだ早いですよ」
過保護で
「お嬢は俺なしじゃ生きていけないダメ人間ですね」
わたしをバカにするところも変わらないし
きみのことはぜんぶ知っていると思ったのに……。
「あんまり隙があると俺がお嬢を食いますよ」
きみは時々、わたしが知らない顔をする。
*鷹樹組 若頭
小鳥遊 碧(たかなし あおい)
×
*鷹樹組 3代目組長の娘
鷹樹 茉白(たかぎ ましろ)
知らないところがひとつもないくらい、
きみのぜんぶをおしえてよ。
小説を読む(ページ送り)
小説を読む(スクロール)
「小説を読む(スクロール)」について

レビュー