藍くん、優しくして。

 
昔住んでたお母さんの実家にまた戻ってきて
“彼”のいる高校に転入が決まったから
もう一度やり直したいって思ってた。
……なのに
「へー。じゃあ相手してやろっか。
思いっきりひどくしていーんなら」
“彼”は別人かと思うほど
軽薄なひとに変わり果てていました。
✱────────✱
軽薄冷酷イケメン    癒し系一途美少女
(※素直じゃない)   (※愛が重すぎる)
佐野 藍    ×    小柳みう
Sano Ran       Koyanagi Miu
✱────────✱
「他の女と遊ぶのやめてもいーけど。
その代わり、小柳さんは
俺に好き勝手される覚悟ある?」
だって、あの頃みたいな
藍くんの「わたしだけ」が欲しかったの。
「藍くんになら……っ、
ひどいこと、されても……いい」
「……あっそ。後悔しないでね」
うそだよ……そんなの悲しいよ。
ほんとはあの頃みたいに
「……ちょっと優しくしただけなのに
そんなかわいーことになっちゃうの、おまえ」
優しくしてくれなきゃ、やだ。
 
*Special Thanks*
雨さま
素敵な表紙画像をいただきました(*´-`*)
ありがとうございます!
 
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