不機嫌なキスしか知らない

ネクタイを片手で緩めて、
不機嫌な瞳が私を捕らえる。
その唇が触れるたび、
甘くて、くるしくて、温かくて、ずるくて。
じわりじわりと私の脳内を侵食するきみは
いつもきまって、不機嫌なキスをする。



藍沢 紘
Aizawa Hiro
プレイボーイな最低クズ男
×
内田 紗和
Uchida Sawa
幼なじみに片想いする普通の女の子



『──冗談でもいいし、
アイツの代わりでもいーよ』
きみの本心を、何も知らない。
私が知ってるのは、
不機嫌なきみのキスだけ。
あらすじ
「慰めてよ」そう言ってキスされた日から、クラスメイトの紘とキスするようになった紗和。お互いに他に好きな人がいるのに、こんなのおかしい。そう思いながらも、紗和はだんだん紘と一緒にいる時間が楽しくなっていく。だけど、紘のキスはいつも不機嫌。彼の本当の気持ちは全然わからなくて──……。
紘、どうしてあの日、私にキスしたの?
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