拡散される怪異と悪意

著者:無月兄

この話を聞いた者は、同じ話を十人に伝えなければならない。
それは、よくある不幸の手紙系の怪談だった。別に、誰にも言わなかったところで本当にどうにかなるなんて思っちゃいない。だけど俺は、せっかくだからとその話をTwitterに投稿した。これなら、十人どころかもっともっとたくさんの人間に伝えることができるだろう。
その結果、あんなことになるなんて思いもしなかった。

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