むすび葉の恋

郡司の娘、九々流は久しぶりに会った大好きな許婚に「婚約なんて子どもの頃の口約束にすぎない」と振られた矢先、賊に襲われ非業の死を遂げる。
――それから、およそ九十年後。
小作人の娘として生まれ変わったくくるは、人買いに売られた先でかつての許嫁と再会。
変わらぬ若さで生き続ける彼は、しかし以前とは似ても似つかぬ様子だった……。

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