野生児漫遊記(仮)

著者:美紅(蒼)

誰もが近寄れない超危険指定区域にして絶海の孤島――――【幻想の島】。
そこでは、人間の姿はなく、独自の進化を遂げた魔物たちが蔓延っていた。
その【幻想の島】の奥地にある『魔力の泉』に、一人の赤子が落ちてくる。
そんな赤子を【幻想の島】で暮らす獣たちが見つけると、そのまま赤子は森の獣たちに育てられ、すくすくと育っていった。
そして他の獣たちと同じように、巣立ちの時を迎え、世界を旅することになる。
旅の中で、彼は他の人間との関りや自分の出生の秘密を知っていく――――。

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