大人気アイドルグループの推しが、子供の頃に結婚を約束した幼馴染だった

著者:末比呂津

「わたし、おおきくなったらみーくんのお嫁さんになるー!」
明神水輝は高校二年生にして人気アイドルグループの大ファンで、特にリーダーの紫苑紗花が一番の推しだった。
そんなある日、実はその紫苑紗花が、子供の頃に結婚の約束をした幼馴染であるという衝撃の事実を母親から告げられる。
しかも今年の春から同じ学校に通う為に一緒に住む事になるという。
あまりに突拍子もない話に、理解が追いつかない水輝だったが、どうせ子供の頃の出来事だし、相手はもう自分の事なんて忘れているだろうと思い直す。
ところがいざ再会すると……。
「私……紫苑紗花はこの世界中の誰よりも、あなたの事を愛しています。どうか私をみーくんのお嫁さんにしてください!」
そうでもなかった。

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