女主人公/一人称の小説一覧

小説家になろう

壁の落書きを理由に婚約破棄された悪役令嬢

「ジュリア、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」 「……!」  貴族学園のとある放課後の教室。  各々が帰り支度をしていると、私の婚約者であり、我が国の王太子殿下でもあらせられるダリル殿下が、唐突にそう宣言した。 「……どういうことでしょうか殿下? 随分急な話でビックリしてしまいましたわ。私....
著者 : 間咲正樹
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『聖女の妹』という立場を利用して贅沢三昧している私の妹

「……ふぅ」  今日も聖女としての仕事で疲労困憊の私。  軽く伸びをしてから自宅の扉を開けた、その時だった。 「あっ、聖女様が帰って来た!」 「わぁ、凄い! 本物の聖女様だー!」 「っ!?」  妹のドリスと同年代くらいの、二十歳前後の二人の女の子が、私のところへ駆け寄って来た。  だ、誰、この....
著者 : 間咲正樹
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「私たちは友達ですもんね」が口癖の男爵令嬢

「あれ!? シェリル様、そんなブレスレット持ってましたっけ!?」  貴族学園のとある昼休み。  伯爵令嬢のシェリルは、男爵令嬢のドリーから、不意にそう訊かれた。  婚約者から贈られたブレスレットだと説明すると、ドリーは――。 「えー! シェリル様の婚約者って、あの名門侯爵家の長男の、ハミルトン様....
著者 : 間咲正樹
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わたくしが何度諭しても、男爵令嬢は「運命なんです!」の一点張り

もうわたくしは疲れた。 ――後は好きにすればいいんだわ。....
著者 : 間咲正樹
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「私の弟が放課後あなたに噓プロポーズするわよ」って、親友に言われたんだけど!?

「――ケイト先輩、俺は、ケイト先輩が好きです。どうか俺の婚約者になってください」 「――!」  貴族学園のとある放課後の校舎裏。  そこで私は親友であるアレクシアの弟の、クラークくんからプロポーズを受けた。  だが私は、これが噓プロポーズであることを知っている。  昼休みにアレクシアから、「私の弟....
著者 : 間咲正樹
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貴族学園の学園祭で落語を披露したら、生徒会長の公爵令息から「おもしれー女」と言われた!?

子爵令嬢のエルゼは、貴族学園に通う一年生。 エルゼは学園祭の出し物として、祖父の故郷の文化である『落語』を披露し、会場を爆笑の渦に包み込んだ。 だがその直後、落語を観ていた生徒会長の公爵令息から、「おもしれー女」と言われ……!?....
著者 : 間咲正樹
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何でも許す伯爵令嬢

「……実は、僕はベラのことが好きになってしまったんだ」 「――!」  伯爵令嬢のエイミーは、婚約者であるヒューゴーからそう告げられた。 「私が悪いのエイミーッ!! 最初にヒューゴーを好きになったのは、私なのッ!!」  エイミーの親友であるベラも、大粒の涙を流しながらヒューゴーに追随する。  何....
著者 : 間咲正樹
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西の魔女に婚約者を奪われたフェリシー・ブランジェは、化け物侯爵の妻として生きていく

「フェリシー、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」 「――!!」  ディヴリー伯爵家が主催している夜会の最中。  子爵令嬢のフェリシーは、ディヴリー家の嫡男であり、婚約者でもあるオーギュストから、唐突にそう宣言された。 「オーギュスト様、ご冗談はお控えください。ご来賓の皆様が困惑されているで....
著者 : 間咲正樹
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マザコンの婚約者が、母親の指示で婚約破棄してきた!?

「どうアルフちゃん、アップルパイは美味しい?」 「はい母上! とっても美味しいです!」 「うふふ、そうよね、アルフちゃんは私の作ったアップルパイが、子どもの頃から大好きだったものね」 「はい! やっぱり母上のアップルパイが一番です!」 「……」  我がアディエルソン家の東屋で開かれている、私の婚約....
著者 : 間咲正樹
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男爵令嬢と二人でイチャイチャしている婚約者に釘を刺したら、物理的に釘が刺さった!?

「はいアイヴァン様、あーん♡」 「あーん♡」  ――!  王宮の裏庭にある東屋。  そこで公爵令嬢のルイーズは、今日も男爵令嬢のエリカとケーキの食べさせ合いっこをしている、婚約者のアイヴァン王太子殿下を見掛けた。  アイヴァンはルイーズが何度釘を刺しても、一向にエリカとの逢瀬をやめようとしない。 ....
著者 : 間咲正樹