拾われ男爵令嬢の学園恋日記

今年14歳になる少女、ラーリア・メリエンはメリエン男爵家夫人に拾われた過去を持つ。貧しくも奔放なメリエン家の人々に愛情いっぱいに育てられたラーリアは、王国一番の魔法学校、聖メゲートオ学園への入学を果たす。いずれ家督を継ぐことになるメリエン男爵家のため、ラーリアは優秀な生徒として卒業することを、自身へ誓った。
聖メゲートオ学園には、王都から様々な生徒が集められ、しのぎを削っている。王国の頂点に立つ王侯貴族と経済を司る大商人の子息らに揉まれ、ラーリアは社会の厳しさを知らされてゆく。
この物語は、そんな一人の拾われ男爵令嬢の、意外に能天気な学園生活を描いたものである。

レビュー