周囲から婚約解消を迫られていますが、私達の仲はいたって良好です。

魔術に秀でた家の娘なのに魔術が使えないイスカは、月の君とも呼ばれる第三王子リブロの婚約者。
七歳の頃に婚約した二人はとても仲が良く、リブロの方がイスカにベタ惚れな事は有名だ。
けれどもそんなイスカの事が「魔術が使えない出来損い」「だからリブロの婚約者に相応しくない」と婚約解消を迫って来る者達が後を絶たない。
そこへ他国の姫までもやって来て、イスカとリブロの婚約を解消させるためにとある計画を企み始める始末。想定外の事態の連続で、ついにリブロが我慢の限界を迎えてしまう。
これは婚約者以外の人間に執着心が薄いイスカと、イスカ以外の婚約者なんてお断りなちょっと愛の重めの王子リブロの物語。

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