それが愛しいあなたの望みなら

著者:みのり

ノーサン伯爵家のシャロンディーナは、婚約者のエヴィアンから差し出された一杯の茶をゆっくりと飲んだ。シャロンディーナのために用意したというその茶は、珍しい色と香りの茶だった。

「とても美味しかったわ。」

そう言って微笑むシャロンディーナに笑顔を返すエヴィアン。しかしシャロンディーナは、それが普通の茶ではない事を知っていた。

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