婚約破棄された可哀想な公爵令嬢?いいえ、本当の姿は───

「クロスティア、貴様との婚約を破棄する」そう言って王太子は葡萄酒を婚約者にかける。

建国記念日を祝う晩餐会の会場で王太子殿下に婚約破棄を突き付けられるクロスティア・ヴィスコンティ公爵令嬢。五年間も婚約者として隣に居たが彼は一度もクロスティアを愛した事はなかったし寧ろ毛嫌いしていた。政略結婚だから婚約者に愛を求めるのはお門違いかも知れないが公爵家の養女であるクロスティアは王太子殿下からの扱いのせいで周りから白い目で見られていた。酷い扱いをエスカレートさせる王太子は「誠意を見せれば考えてやらない事もない」不敵な笑みでクロスティアに土下座を強要し始めて───。でも、最後に笑うのは… ▽▽ 誤字報告有難うございます!

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