追放された転生賢者の辺境スローライフ~スキルが一つしか持てない世界で数多のスキルを持つ俺はゼロから最強の領地を造り上げ無双する。今更戻れと言われても、俺のことを神様と崇める領民たちが帰してくれません~

第三章完結!

ハイファンタジー日間六位記録!

「アルン。お前は今日をもって王家から追放処分とする!」

 アルンはルルガ王国の第一王子である。
 しかし、スキルを一つも持っていない無能として王家から追放処分をされてしまう。

 《賢者》のスキルを持った者は賢者を目指し。
 《剣聖》のスキルを持った者は剣聖を目指す。

 そんな世界において、スキル無しは無能でしかないのだ。

 そこで、アルンは情けで辺境でありボロボロの領地であるバート領を任される。

「ぷぎゃぁぁぁぁ! あそこって荒れ果ててどうしようもない領地じゃないか! 兄さん死んじゃうかもねー!」

 弟である第二王子、ビビリにこんなことを言われる始末であったが――実はアルンは前世賢者である。
 スキル無しと判断されたのはスキルが多すぎたため。スキルを持ちすぎて判断できなかったのだ。

 さらにいえば、バート領はどうしようもない領地ではない。
 前世でアルンが隠し持っていた王都以上に実は豊かな領地なのである。

 そんな場所でアルンは成り上がっていく。

 (ところで、アルンが出ていった後の王家は大変なことになったようです)

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