怠惰な銀狼と秘密の取引

著者:緑名紺

「お前は限りなく俺の理想に近い女だ。俺と結婚して、諸々の仕事を代わりにやれ」

 ルル・アーベルは父の跡を継いで立派な領主になるべく勉学に励んできたが、弟の誕生によって自分の未来が閉ざされていくのを感じていた。
 十二歳になり王立学院に入学したルルは、ひょんなことから"銀狼の若君"と呼ばれる公爵家の跡取り・ミカドラに目をつけられる。
 結婚して執務を代行しろという非常識な提案に、ルルは魅力を感じてしまい……。

 大貴族の嫡男と貧乏令嬢の秘密の取引から始まる恋物語。

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