社交界で沼の魔女と呼ばれていた私、魔法留学して本当に沼の魔女になってみた。

著者:有郷 葉

私、メアリアは公爵家の一人娘だ。
陰気な性格から、社交界では沼の魔女と呼ばれている。読書が好きで、人と接するのが苦手な私は生まれる家を間違えたに違いない。

十四歳のある日、魔法留学の招待状が届く。
社交界から逃れたい一心でこれに飛びついた。

留学した先で、私は同じ趣味を持つ陰気な同志達と出会う。
バラ色の少しじめじめした私の学生生活がスタートした。
読書漬けの日々を送りながらも、魔法の腕は着実に上達。

入学から二年経った頃、母国が滅亡の危機にあると報せが届く。
すごく帰りたくなかったが、見過ごすこともできず、帰国を決断。

当時の私は知る由もなかった。
その決断が、私を大変な運命に導くことになろうとは。

この物語は、私の激動の数年間を綴った回顧録である。

(全4話)

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー