【短編】契約結婚をしたら何だか急に優しくなりましたが、結婚前の暴言を忘れてはいませんよ?

ローリ伯爵家の娘メリアは、アドレイト公爵家の当主、ギースロードに買われた花嫁だった。
切り詰めた生活でやつれた顔をしていたメリアは、こんな姿で花嫁にならなくてはならないことを嘆いていたが、夫となったギースロードは、そんな彼女を冷たくあしらった。
どうせ支援目当ての結婚だ。メリアも割り切って、夫とはまったく関わらずに淡々と生活していたが、きちんと食事ができるようになったことで、その姿は次第に美しくなっていく。
それを見た公爵の態度が急に激変してきた。
だが結婚式当日の辛辣な彼の言葉を、メリアが忘れることはなかった。

※アルファポリスに掲載していたものです。

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