【超短編】「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」

 新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。
 彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。
 しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。
 彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。

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「第4回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」応募作品。

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