王太子に婚約破棄されたイレーネは、長年不仲だった公爵家の令息シルヴィオに契約結婚を持ち掛けられる。
シルヴィオは結婚する必要があるのだけど、適した令嬢がイレーネしかいなくて困っているのだという。
一方でイレーネのほうも両親を安心させたかったため、申し出を受けることにした。
人前でそれらしく振る舞えばいいだけだからと考えていたイレーネに対し、シルヴィオは溺愛しているフリを過剰にしてくる。
戸惑いを隠せないイレーネだったけど、シルヴィオがくれるとろけるような笑顔と甘い言葉、キスの嵐に段々と……
◇◇
取り引きのつもりで結婚した令嬢と、臆病で残念な令息の、義務と欲望(?)にまみれたお話。
(カクヨムなどでも公開しています)
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