初恋の相手を王妃に迎えたのに「あなたを愛することはありませんわ」と初夜に言われた

「あなたを愛することはありませんわ」
「……それは、なぜか、問うてもよいか?」
「陛下の御心には、わたくしの知らぬ乙女がすでに在ることは存じております。
 吟遊詩人も歌っていましたもの」

 いや、ちょっと待て。
 なんで俺が浮気男みたいな扱いされてるんだよ。
 しかも初恋のショスターク本人に!

 俺は王としての威厳を保った顔のまま、心の中では盛大に崩れ落ちた。
 ………なんでこうなった!

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