「寄生虫」と呼ばれた私が、異世界で最後の男に出会うまで

著者:伊織ライ

 結婚して6年、義母の介護歴5年。夫は浮気に勤しみ帰ってこない。それでも必死で、求められるままに自分の役割を果たしてきたつもりだったのに……『寄生虫』と呼ばれていたことを知り、張り詰めていた糸がプツン、と切れた。
 トラックに轢かれたと思ったら、神だと名乗る者から『これからは好きなように生きればいい』と言われ、異世界の森に落とされた。
 家族に恵まれず自己評価低めのアラサー女性が、訳ありの医師に拾われて慈しまれ、だんだんと愛を知っていく物語。
◆前作「粉まみれの聖女はパンに魔法をかける」と同じ世界観、数年後を舞台にしています。本作だけでも読んでいただけますが、順に読んでいただくとより話が分かりやすい部分があります。
 主人公はちょっとうじうじしています。ざまぁ要素はほとんどありません。

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