隣の席の美少女から「私のストーカーになってください!」と頼まれた!?

著者:間咲正樹

「ねえねえ宍倉(ししくら)くん! 実は折り入ってお願いがあるんですけど!」
「え?」

 とある放課後。
 帰り支度をしていると、隣の席の根古田(ねこた)さんから、唐突に声を掛けられた。
 根古田さんは、道端で捕まえたカエルを親に見せつける子どもみたいな、無邪気な笑顔を浮かべている。
 嗚呼、経験上こういう時の根古田さんは、大抵ろくなことを言わない。
 俺は若干身構えつつも、「何かな? 内容によるけど」と慎重に聞き返した。
 すると――。

「はい! 宍倉くんには、私のストーカーになってもらいたいんです!」
「――!?」

 そ……ッッ、そうきたかァ~~~ッッッ。

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