非の打ち所のない令息から婚約の打診が来たので、断ってみました

著者:彁イズミ

「えっ? どうして?」
「そんなことわからん」
『狂犬令嬢』とも言われるチーク子爵家のステイシーの元へ、『婚約したい令息』ランキングナンバーワンに君臨しているアルバート・セイバーヘーゲン公爵令息から婚約の打診が来た。ほとんど話したこともなければ家格も違う。恐れ多いのでとりあえず断ってみたら、再び婚約の打診が。何故?

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