奪われたものを取り戻したかった

著者:白崎りか

「妹を殺して魔力を奪った君は聖女にふさわしくない。婚姻の約束はなかったこととする」アルフレッド王子は聖女オディットとともにリリアーヌを断罪した。
リリアーヌは生まれつき、魔力を生み出す魔力核に欠陥があり、妹から魔力を奪って生きて来た。王子に出会い、彼の隣に立つために、妹の魔力核を奪って聖女になろうと決意した。しかし、移植手術が終わった後、リリアーヌとして目覚めたのは、妹だった。

今まで奪われ続けた妹は、リリアーヌとして神殿に入り、大聖女を目指す。しかし、神殿には平民の聖女オディットがいた。聖水を作ることで活躍するリリアーヌと治癒魔法で大勢の病人を癒すオディット。王子が婚約者として選んだのはリリアーヌだったが、婚約披露パーティ当日に、妹を殺した罪で断罪される。全てを明らかにするために、裁判に挑む。

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