孤独なお姫様とカエルになった王子様

著者:伊賀海栗

城の北側にある老朽化した塔にたった一人で住むのは、二の王女レナレナ。
ある日レナレナは姉や妹に一緒にお茶をしてやってくれとカエルを押し付けられる。
カエルを塔へ連れ帰ってケーキを食べていると、どこからか男性の声が。
声の主を探しても塔に人影はなく、テーブルの上で行儀よく座るカエルと目が合った。

「もしかしてカエルさん?」

「気づいてもらえたようでよかった。わたしはハネス。どうぞよろしく、レナレナ」

人語を操るカエルと家族に虐げられる王女が仲良くなるのに時間はかからなかった。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー