伊賀海栗の小説一覧

小説家になろう

どうもこんにちは、伯爵令嬢です。枕営業しに来ました。

伯爵家が長女ミラベルでございます。こんにちは。 早速ですが、我が伯爵領は複数の天災に見舞われ財政破綻待ったなし。他家からの援助を模索する我々に、取引のある凄腕の商人が言うには『最も手早く確実に取引を成功させるなら枕営業だ』そうです。 かくなる上は……! というわけで、公爵家へやって来ました。 目の前....
著者 : 伊賀海栗
小説家になろう

聖バレンテーヌの妥協

 聖バレンテーヌの日。女性から愛を告げることのできる年に一度のイベントだ。  高嶺の花との呼び声高い公爵令嬢リリアーヌは、今年こそはと勇気を振り絞ることにしていた。相手は子どもの頃からずっと好きだった王子様。  一方、幼馴染のエミリアンは誰にチョコをあげるのかとリリアーヌのそばを離れない。  そんな....
著者 : 伊賀海栗
小説家になろう

孤独なお姫様とカエルになった王子様

城の北側にある老朽化した塔にたった一人で住むのは、二の王女レナレナ。 ある日レナレナは姉や妹に一緒にお茶をしてやってくれとカエルを押し付けられる。 カエルを塔へ連れ帰ってケーキを食べていると、どこからか男性の声が。 声の主を探しても塔に人影はなく、テーブルの上で行儀よく座るカエルと目が合った。 「....
著者 : 伊賀海栗
小説家になろう

【電子書籍・コミカライズ】心を閉ざした公爵閣下と婚約したはずなのに、なぜか大切にされてしまってます!

「俺が君を愛することはないから、多くを求めぬよう」  若き美貌のジョエル・フォンタナ公爵は、君命により嫁ぐため屋敷へと訪れたアリーチェにそう言った。  だがアリーチェは安堵する。……追い出されなくて良かったと。  アリーチェはマリーノ伯爵家の長女だが、実家で蔑まれて過ごしてきた。それは実の母が亡....
著者 : 伊賀海栗
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ありのままの姿でいるのはお互いの前でだけ。愛を歌う彼は仮面をつけて、令嬢だった私は人を欺くメイクをしていた。だけどだからこそ、私たちはこの世界を素敵だと言えるのだろう。

その人は霧の濃い夜、細い路地にいた。 スパンコールのドレスみたいなアイメイクで、リップスティックを一本まるまる使ってしまったかのような濃厚なルージュの唇には細くて長い煙草。 夢にまで見たデビュタント・ボールで。 自分の容姿が劣っていると思い知らされて泣く私に彼は 「とても綺麗よ、エリカ」 もっ....
著者 : 伊賀海栗
小説家になろう

聖女様をお探しでしたら妹で間違いありません。さあどうぞお連れください、今すぐ。

日々、教会に通っては精力的に慈善活動を行う妹のことを、誰もが「聖女に違いない」と褒めそやします。 でもその寄付のおかげで我が家の家計は常に火の車。ボロボロのブーツや取手の取れたままの鍋をどうにかしないといけないのに、せっせと貯めたお金さえ妹は寄付してしまいました。 どうしたものかと頭を抱える私の前に....
著者 : 伊賀海栗
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稀代の悪女が誘拐された

 公爵令嬢ピエリナは「悪女は王妃に相応しくない」と王太子との婚約を破棄された。  彼女を庇ってくれるのは使用人のみ。父に命じられ修道院へ向かうこととなったが、その道中で竜に襲われ、攫われる。竜が降りたったのは王国に隣接する帝国で、彼女はそこで立派な魔術師へと成長を遂げた幼馴染ジルドと再会した。 「....
著者 : 伊賀海栗
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正直な悪役令嬢は婚約破棄を応援しています~殿下、ヒロインさんを見てあげてください!私を溺愛している場合じゃありません!

 ある日、自分が転生者であり、ここが前世の愛読書であるロマンス小説「壁キス」の世界であると気づいたエメリナ。  エメリナとは「壁キス」において王太子アーサーの婚約者であり、彼と恋仲になったヒロインを苛め、追放される役どころ。いわゆる悪役令嬢である。 「というわけでアーサー様。私は今朝、前世の記憶が蘇....
著者 : 伊賀海栗
小説家になろう

受付嬢は諦めない。~クールなイケメン冒険者にどれだけ塩対応されても毎日好きって言い続けます!

 冒険者ギルドで受付を担当するフィリーネは最高ランク冒険者のラビに恋をしている。 「ラビさん好きです」 「ああ」 「デートしましょう、いつがいいですか?」 「忙しい」  どれだけ恋心を伝えても、デートに誘っても、そっけない態度でまるで相手にしてもらえない。  そんなある日、王都近くでスタンピード....
著者 : 伊賀海栗
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心を閉ざした公爵閣下と婚約したはずなのに、なぜか大切にされてしまってます!

「俺が君を愛することはないから、多くを求めぬよう」  若き美貌のジョエル・フォンタナ公爵は、君命により嫁ぐため屋敷へと訪れたアリーチェにそう言った。  だがアリーチェは安堵する。……追い出されなくて良かったと。  アリーチェはマリーノ伯爵家の長女だが、実家で蔑まれて過ごしてきた。それは実の母が亡....
著者 : 伊賀海栗